年に1度は東京に行きたがる四条せつなです。
会社って、入るときより辞めるときの方が、体力使いますよね…。辞めたいけど、中々言い出せなくて、ズルズル何年も居てしまってるということもよくありますよね。それで過労死してしまうこともありますし。ちなみに、過労死は日本にしかない言葉なんですよ。

とは言いつつも、立つ鳥跡を濁さず。穏便に辞めたいですよね。なので、スッキリ辞める方法を、法律の観点などから3つ紹介しますね。
目次
辞めさせてくれない会社はブラック企業

冒頭でもお話ししたのですが、自分が会社を辞めたい場合、企業が自主退職を認めないということは、法律上できません。
私たちには、「職業選択の自由」があります。これは、就職するときもですが、退職するときにも守られている権利です。
なので、
- 人員不足だから辞めさせてくれない。
- 辞める前に代わりを探せ。
- 退職届を握りつぶされた。
これらは、全て「法律違反」です。

日本人は柔らかな物腰の人が多いけど、周りに流されやすいとも言えるよね…
かと言って、訴えるぞー!とか言って辞めるのは、避けたいところ…
ですので、これからお互いスッキリ辞めるために、あなたが知っておくべきことを書いていきますね!
就業規則にどう書かれてても、法律上14日後に辞められる

- うちの会社は、2ヶ月前に退職届を出さないといけない。
- 退職する際に、会社の承認や同意が必要。
これ、全部間違いです!
実は、民法第627条1項により、有期雇用以外の会社員は、退職の申し入れをしてから2週間で辞めることができるんです。
※有期雇用とは、半年契約や1年契約のように、予め期間を決めて雇用されている形態です。例えば、契約社員なんかがそうですね。
また、退職する際に会社の承認や同意なんて、必要ありません。本当にただ辞めることを一方的に伝えれば良いだけです。
できれば1ヶ月前には辞めることを伝えよう
14日後に退職できるとしても、企業側からすると「寝耳に水」ですよね。権利で守られていても、さすがにそれでは相手も不快に感じるかも知れません。
ですので、最低1ヶ月前には退職する旨を、責任者や担当者に伝えておきたいところです。

自ら経営する側から言わせてもらうと、社員の”退職の可能性”も企業サイドは加味しておかなければならないと思います。人手不足だから…とかは、経営者のエゴですし、マネジメント能力不足かも知れません。
退職届も退職願も本当は要らない

実は、退職届や退職願は辞める際に「不必要」なんです。

こんな感じ(フランク過ぎですが)で、口頭で退職する旨を伝えても有効なんです。
ちなみに、「退職届」と「退職願」は似て非なるもので、
- 退職届:会社の同意なしで「辞める」と言うこと。撤回不可。
- 退職願:「辞める」ことに対して、会社の同意を得ないと、辞めることができない。撤回可能。
なんです。

とにかく「退職届」を出すべき
口頭でも会社を辞められることを書いたけど、辞める際には「退職届」を出すのがベターです。
書面にすると、「言った」「言ってない」という問題にも、なりかねないですし。辞める意思を明確に示すためにも、「退職届」は提出するようにしましょう。
辞める理由を考えておくべき

これは法律とは無関係なのですが、辞めた後にどうするかを、しっかり伝えておくと辞めやすいです。

再就職するなら、既に再就職先が決まっていて、そこで働き始める日も決まっていることを伝えましょう!そうすれば、相手も諦めますしね。
それでも辞めさせてくれないなら、労基に言おう
ここまで周到な準備をしてまで尚、辞めさせてくれないとか言う「トンチキ」な企業もあります。俗に言う、「ブラック企業」ですね。
何かあると面倒なので、収集がつかなくなったら「労働基準監督署」へ仲介を依頼しましょう!その際に、これまでのやりとりを記録しておくと、こちらに有利に働きます。
あなたは気を使う必要はない

私も自分で経営してる身として言いたいのは、起業家や上司のエゴに付き合う必要はないってことです。

変に気を使うには分かるけれど、辞めたいと思う自分の気持ちを大切にし、ちゃんと言うようにしましょう!
せつなのまとめ
辞めたいけど、辞められない。辞めにくい。言いづらい。でも、ちゃんと法律であなたの働く権利や辞める権利が守られているんです!今日紹介したことは、最低限知っておくべきだと思います。知らないと、自分が損するだけですよ。

- 14日後に退職できる。
- 退職届は出したほうが良い。
- 会社に止める権利はない。
- 最悪の場合、労働基準監督署に相談を!
ってことですね!
ということで、“会社が辞めさせてくれない!退職するときに必須の知識と手続きBEST3”でした!でわでわっ!
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